【医学生】語呂は恥だが役に立つ!【語呂合わせ】

語呂で医学部を乗り切る人です。暗記術やコスパの良い勉強方法について書いていきます! 一人暮らしやバイトについても書きます。

伝説の115回医師国家試験で役立った有能な語呂合わせ

国試おわりました!お疲れさまでした!

自己採点の結果はこんな感じです。

f:id:GoroRin:20210211131432j:plain

自己採点結果


ツイッターやブログを通して応援してくださったみなさんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました!

 

さて今回は皆様への恩返しも込めて、115回国試で実践投入することができた有能な語呂を紹介したいと思います。来年以降、試験を受ける方々のお役に立てれば幸いです。

問題文は途中から疲れて所々端折ってます💦 ご了承ください。

 

 

Aブロック

115A5

甲状腺腫で血中カルシトニン値が上昇するのはどれか。
a 髄様癌
b 乳頭癌
c 濾胞癌
d 亜急性甲状腺
e 腺腫様甲状腺

➡正解はaの髄様癌

髄様癌は傍濾胞細胞(C 細胞)由来の腫瘍なので

  • 血中カルシトニン(Calcitonin)高値
  • CEA が高値

 

115A15

身体依存が形成される薬物はどれか。2つ選べ。
a 大麻
b コカイン
c モルヒネ
d メタンフェタミン
e フェノバルビタール

➡正解はcとe

小出ニコルある睡眠薬盛ると身体依存

 

 

115A19

63歳の男性。呼吸困難と発熱。1か月前から乾性咳嗽、息苦しさ。1週前から37℃台前半の発熱。既往歴に特記すべきことはない。昨年、築50年の木造建築、日当たりの悪い家に転居し、初めての夏。体温37.7℃。呼吸数24/分。SpO₂94 % (room air)。胸部の聴診でわずかにfine crackles。血液検査ではTrichosporon asahii特異抗体が陽性。
誤っているのはどれか。

a 入院で改善する。
b LDが高値である。
c IgEが高値である。
d KL-6が高値である。
e 気管支肺胞洗浄液でリンパ球増多を認める。

➡正解はc

夏型過敏性肺炎

夏➡7月、8月を連想

7月➡7=3+4➡Ⅲ、Ⅳ型アレルギー

8月➡気管支肺胞洗浄液でCD8↑

「夏の朝日」➡抗原はTrichosporon asahii

IgEが上昇するのはⅠ型アレルギーです!

 

 

115A33

18歳の女性。下腹部鈍痛を主訴に来院した。3か月前から腹満感が出現し、1か月前から下腹部鈍痛が出現した。初経12歳、月経周期28日型、整、持続5日間。性交経験はない。身長161cm、体重55kg。体温37.0℃。脈拍92/分、整。血圧124/74mmHg。下腹部は軽度に膨隆し、直腸指診で圧痛を伴う可動性不良な腫瘤を触知する。直腸に異常を認めない。血液生化学所見: hCG<0.5IU/L(基準1.0以下)、CEA1.6 ng/ml(基準4.9以下)、CA19-9 10 U/mL(基準37以下) 、CA125 418 U/mL(基準35以下)、 AFP 140000ng/mL(基準20以下)。骨盤部MRIのT2強調矢状断像(別冊No.11)を別に示す。
最も考えられる疾患はどれか。

a 胚細胞腫瘍
b 扁平上皮癌
c 性索間質腫瘍
d 機能性卵巣性嚢胞
e チョコレート嚢胞

➡答えはa

肝腫瘍以外でAFPが上がる腫瘍は2つ

  • 児性癌
  • 黄嚢腫
アフロなのに!!」

胎児性癌も卵黄嚢腫もどちらも胚細胞腫瘍です!

 

 

 

115A44

42歳の女性。ドライアイ、舌の乾燥、関節痛。白血球3,400(好中球72%、好酸球2%、好塩基球1%、単球12%、リンパ球13%)、リウマトイド因子〈RF〉128IU/mL(基準20未満)、抗核抗体640倍(基準20以下)
診断に最も有用な自己抗体はどれか。
a PR3-ANCA
b 抗SS-A抗体
c 抗MDA5抗体
d 抗dsDNA抗体
e 抗アクアポリン4抗体

➡答えはb

シェーグレン症候群(Sjogren's syndrome)の自己抗体は

  • SS-A抗体
  • SS-B抗体

 

 

115A55

28歳の男性。両耳の耳鳴。1年前から高音の耳鳴と軽い難聴を自覚していたが、会話に支障はなかった。片道2時間の高校・大学の通学時には、大きな音量で音楽をイヤーフォンで聴いていた。社会人になった後も、通勤時には毎日3時間はイヤーフォンで音楽を聴いている。両側の鼓膜は正常で、側頭骨CTでも異常を認めなかった。別に示すオージオグラム(別冊No.16① ~⑤)の中でこの患者のオージオグラムとして最も適切なのはどれか。

a ①
b ②
c ③
d ④(4000Hzの聴力低下))
e ⑤

➡答えはc

騒音性難聴ではオージオグラムでC5-dip4000Hzの聴力低下)

騒音環境でしごとするな」

「し」➡4000Hz

 

 

 

 

115A69

ブルガダ(Brugada)症候群について正しいのはどれか。2つ選べ。

a X連鎖劣性遺伝をする。
b Kent束が関連した病態である。
c 植込み型除細動器の適応となる。
d 発熱後に不整脈が誘発されやすい。
e 治療にはIc群のNaチャンネル遮断薬が第ー選択となる。

答えはc,d

Brugada症候群は常染色体優性遺伝(Autosomal dominant ;AD

(注:X連鎖性の病型もある)

「Brugadaは発熱でガタガタ」➡発熱後に不整脈が誘発されやすい

 

115A71

喀痰細胞診のPapanicolaou染色標本でオレンジの細胞。
考えられる疾患はどれか。2つ選べ。

a 肺癌
b 咽頭炎
c 喉頭
d 気管支炎
e 唾液腺癌

答えはa、c

Papanicolaou染色でオレンジは平上皮癌

「おれ、変?」

 

 Bブロック

115B12

匙状爪(スプーンネイル)を来すのは?

a 腎性貧血
b 鎌形赤血球症
c 鉄欠乏性貧血
d 巨赤芽球性貧血
e 発作性夜間ヘモグロビン尿症

答えはc

「鉄のさじ」

鉄欠乏性貧血で匙状爪

 

115B22

腹部の触診で呼吸に応じて移動する腫瘤はどれか。
a 膵嚢胞
b 胆嚢癌
c 腹部大動脈瘤
d 腹膜偽粘液腫
e Krukenberg腫瘍

答えはb

eのKrukenberg腫瘍について

胃癌などの消化器癌で転移で名前がついているもの3つ

  • Krukenberg腫瘍——巣転移
  • ィルヒョウ転移――鎖骨上窩リンパ節転移
  • シュニッツラー転移――グラス窩転移
「クラクラ、ウサギ、ダッシュ

 

115B49

脾腫あり。この患者でみられる身体所見は何か。
a 反跳痛
b 腸雑音の亢進
c 腹壁静脈の怒張
d Traube三角の濁音
e 肋骨脊柱角の叩打痛

答えはd

脾腫――Traube三角の濁音

必修落ちはトラウマ」

 

Cブロック

115C3

学校保健安全法における風疹の出席停止期間の基準について正しいのはどれか。
a 発疹が消失するまで
b 解熱した後3日を経過するまで
c 発症した後5日を経過するまで
d すべての発疹が痂皮化するまで
e 病状により学校医その他の医師が感染のおそれがないと認めるまで

答えはa

疹――発疹が消えるまで

「発疹がのように消えるまで」

麻疹(easles)―—解熱した後3日を経過するまで

麻疹は「」のイメージ

  • を90度回すと「」➡解熱した後3日を経過するまで
  • ➡二峰性の発熱

 

115C13

Choose the disease that is under sentinel surveillance(定点把握) in Japan, and does not require reports from all medical institutions.
a Measles 麻疹
b Mumps 流行性耳下腺炎
c Pertussis 百日咳
d Rubella 風疹
e Syphilis 梅毒

答えはb

5類感染症全数把握疾患

「100%、ABC、MRI

100:日咳
%:傷風
A:AIDS、メーバ赤痢
B:B肝、
C:C肝、リプトスポリジウム
M:麻疹(easles)➡︎直ちに
R: 風疹(ubella)➡︎直ちに
I:侵襲性(Invasive)髄膜炎菌➡︎直ちに

5類全数把握疾患は基本的に7日以内に届け出ですが、MRIの3つは直ちに届け出が必要です。

 

115C15

感染症について正しいのはどれか。
a 結核は検疫感染症である。
b コレラの治療医療費は全額公費負担となる。
c 髄膜炎感染症は定期予防接種の対象である。
d マラリア感染症法に基づく入院勧告の対象となる。
e 新型インフルエンザは、診断後直ちに都道府県知事に届け出る。

答えはe

検疫感染症

「検疫はひとまず通してやるけどマジでチクんなよ慎重にな」

検疫:検疫感染症

ひと:1類感染症

まず:MERS

マ:マラリア

ジ:ジカ熱

で:デング熱

慎:新型インフルエンザ

重:鳥インフルエンザ

 

115C19

マタニティ・ブルーズについて正しいのはどれか。
a 母乳育児は禁止する。
b 直ちに精神科医師に連絡する。
c 涙もろくなるのが特徴である。
d 自然に軽快することはまれである。
e 分娩1か月後に発症のピークがある。

正解:c

マタニティ・ブルースの症状は2週間程度で消失

また2週間後に元気になるよ」

 

115C44

1か月の男児。健康診査のため母親に連れられて来院した。在胎40週、出生体重2,990gであった。周産期に異常はなかった。母親に今後の予防接種のスケジュールについて聞かれたため作成した標準的なスケジュール表(別冊No.10)を別に示す。
スケジュール表内の(※)にあてはまるワクチンはどれか。

(※:生後3・4・7か月)

a MRワクチン
b 水痘ワクチン
c 日本脳炎ワクチン
d 4種混合ワクチン
e おたふくかぜワクチン

答えはd

一歳未満で接種するワクチンは「3B468」

  • 3つのB➡︎HBV、Hib、BCG
  • 3ときたら4➡︎4種混合
  • 6➡︎ロタ
  • 8➡︎肺炎球菌

 

 Dブロック

115D2
点滴投与を行う際、血中濃度のモニタリングが必要な薬剤はどれか。
a クリンダマイシン
b セファゾリン
c バンコマイシン
d ペニシリンG
e レボフロキサシン

答えはc

薬物血中濃度モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring;TDM)が必要な薬剤

  • T:酸Li、抗んかん薬、オフィリン、TCA
  • D:ギタリス、ソピラミド
  • M:トトレキサート、ゲンタイシン、カナイシン、バンコイシン
  • しろ!:スポリン

 

 115D4

心アミロイドーシスについて誤っているのはどれか。
a 二次性心筋症である 。
b 心電図で低電位差を認める 。
c 心筋生検が診断に有用である 。
d 左室拡張障害による心不全を生じる 。
e 老人性全身性アミロイドーシスでは免疫グロブリンが心臓に沈着する。

答えはe

アミロイド―シスは心臓がでガチガチなイメージ

  • 網のせいで拡張できない➡左室拡張障害
  • 網が邪魔で低電位

 

115D24

27歳の女性。下痢が持続することを主訴に来院した。インドに4か月間滞在し、10日前に帰国した。帰国する1週前から下痢が始まった。帰国後に受診した際にレボフロキサシンを処方された。その後 1週間服薬 しているが、下痢が持続しているという。便の顕微鏡写真(別冊No.5)を別に示す。
この患者の治療で最も適切なのはどれか。

a ST合剤
b クリンダマイシン
c セファレキシン
d メトロニダゾール
e レボフロキサシン

 答はd

メトロニダゾールの適応疾患

メトロランダムにアメ取り合って苦労する」

  • ランブル鞭毛虫
  • アメーバ赤痢
  • トリコモナス
  • Clostridioides difficile腸炎

 

115D38

64歳の男性。両側顎下部の腫脹。IgG4 515 mg/dL(基準4.8〜105)。免疫染色ではIgG4/IgG陽性細胞比50%、IgG4陽性形質細胞50/HPFであった。
この患者で認める可能性が低い所見はどれか。

a 両側涙腺腫大
b 膵びまん性腫大
c 総胆管の壁肥厚
d 多発性骨融解像
e びまん性腎腫大

 答はd

多発性骨融解像(punched-out-lesion)を来す疾患三つ

  • 多発性骨髄腫(MM
  • ランゲルハンス細胞組織球症(LCH)
ドМパンチされていのにランラン

 

115D55

28歳の女性。手足の痛みを主訴に来院した。小学5年生頃から運動時の手足の痛みや、暑くても汗が少ないことを感じていた。最近手足の痛みが増強して受診した。昨年の健康診断で初めて尿蛋白を指摘された。母と弟も手足の痛みを訴えているが、原因不明と言われていた。母の兄は透析を受けていたが、50歳で突然死した。身長159cm、体重55kg。脈拍64/分、整。血圧124/70mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。下肢に浮腫を認めない。下背部と臀部に小型の紫紅色丘疹を認める。尿所見:蛋白 1+、糖 (-)、潜血 (-)。血液生化学所見:尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、Na 139mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 102mEq/L。
最も疑われる疾患はどれか。
a Fabry病
b 線維筋痛症
C Alport症候群
d Bartter症候群
e Sjögren症候群

答えはb

Fabry病

  • ファ○リーズ➡汗➡低~無汗症
  • Father,brother:XR(ただしヘテロ接合体の女性でも発症する)
  • b:brain➡脳血管障害
  • r:renal➡腎障害、蛋白尿
  • y:♡➡心肥大(頑張ってyがハートに見えるようにしてください💦)

 

115D66

61歳の女性。閉経51歳。性器出血を主訴に来院した。6か月前から少量の性器出血が続いている。身長158cm、体重52kg。血圧120/78mmHg。内診で子宮は正常大、左付属器領域に径10cmの腫瘤を触知する。圧痛はなく可動性は良好である。超薔涙検査で子宮内膜の肥厚 (12mm) を認める。腹水と胸水は認めない。子宮頸部細胞診で異型細胞を認めない。子宮内膜組織診で増殖期内膜を認める。血液生化学所見: CA125 38 U/mL (基準35以下)、CA19-9 15U/mL (基準37以下)、エストラジオール〈E2〉310pg/mL (基準20以下)。開腹手術を施行した。左付属器の手術摘出標本のH-E染色像 (別冊No.24)を別に示す。
この患者の診断はどれか。

a 漿液性癌
b 明細胞癌
c 成熟奇形腫
d 粘液性腺癌
e 顆粒膜細胞腫

答えはe

顆粒膜細胞腫の病理はコーヒー豆状の核とCall-exner body

  • 顆粒からインスタントコーヒーの顆粒を連想
  • コーヒー➡コール・エクスナー小体

 

ちなみに国試で「コーヒー豆」と言えば3つ

  • S状結腸捻転症の腹部X線
  • 甲状腺頭癌の病理➡からコーヒーにミルクを入れると連想
  • 顆粒膜細胞腫の病理

 

 

115D70

日齢0の女児。妊娠初期の妊婦健康診査で妊娠確定後、妊婦健康診査を受診していなかった。陣痛が発来したため前医を受診し、低出生体重のため救急車で搬入された。在胎39週1日、体重2,010g、Apgarスコアは7点 (1分)、8点 (5分) で出生した。体温36.7℃。心拍数120/分。血圧60/35mmHg。呼吸数40/分。SpO₂ 100% (room air)。活気不良、啼泣は弱い。第二肋間胸骨左縁にLevine 2/6の連続性雑音を認めた。血液所見: Hb 18.7/dL、白血球10,800、血小板7.9万、lgM 350 mg/dL (基準0~20)であった。妊娠初期に母親は微熱と発疹を認めたが医療機関は受診しなかったという。
母親が妊娠中に罹患した可能性が高い疾患はどれか。2つ選べ。
a 水痘
b 梅毒
c 風疹
d 伝染性紅斑
e A群β溶連菌感染症

答えはcとd(?)(梅毒と伝染性紅斑で割れてました)

まず先天性風疹症候群について

三大症状は「風疹のはなし

 

伝染性斑(リンゴ病)はヒトパルボウイルスB19による感染症です。

胎盤を介して母親から胎児に感染し、胎児水腫を引き起こします。

その機序は

  1. パルボが芽球に感染
  2. 芽球癆➡重度の貧血
  3. 高拍出性心不全
  4. 胎児水腫

リンゴ赤いから芽球に感染して貧血を来す」

本症例は動脈管開存(第二肋間胸骨左縁にLevine 2/6の連続性雑音)があるので、心臓に何らかのトラブルを来す風疹とリンゴ病かなと思いました。

 

Eブロック

115E2

慢性腎臓病の重症度分類(別冊No.1)を別に示す。
A1からA3の方向(横軸方向)の区分を規定する指標はどれか。

a eGFR
b 年齢
c 蛋白尿
d 体格指数
e 平均血圧

答えはc

AはAlb(アルブミン)のA

 

115E15

世界的大流行を引き起こし、中世ヨーロッパでは黒死病として恐れられた感染症はどれか。

a 結核
b コレラ
c 天然痘
d ペスト
e 発疹チフス

答えはd

黒死病=ペスト

国試テスト

 

 

Fブロック

115F1

栄養素とその欠乏によって起こる病態との組合せで正しいのはどれか。
a マグネシウム --- 味覚障害
b ビタミンA --- ペラグラ
c ビタミンC --- 出血傾向
d カルシウム --- 貧血
e 亜鉛 --- 夜盲

答えはc

ビタミンCが不足するとコラーゲン(Collagen)の安定性が低下し、血管壁がもろくなって壊血病Caiketsu)を引き起こす

 

 115F15

死亡確認された成人遺体で、背部から下腿後面にかけての死斑と顎関節および四肢関節の硬直がみられた。角膜の混濁はみられず、直腸温 32 ℃であった(外気温 20 ℃)。
推定される死後経過時間はどれか。
a 1 時間以内
b 6~12 時間
c 24~30 時間
d 36~42 時間
e 48 時間以上

答えはb

角膜混濁は死後12時間(日)から始まり、日で完成する

「角膜混濁で犯人がわかる」

 

115F23

即時型食物アレルギーの検査として誤っているのはどれか。
a パッチテスト
b プリックテスト
c 食物経口負荷試験
d ヒスタミン遊離試験
e 抗原特異的 IgE 検査

答えはa

パッテストは型アレルギーの検査

※私には「」が「」に見えます(笑)

   115F50も同様の語呂でいけます

115F31

ウイルスに初感染した際に感染初期から働く免疫担当細胞はどれか。2つ選べ。
a B細胞
b T細胞
c NK細胞
d 形質細胞
e マクロファージ

答えはc,e

NK(Natural Killer)細胞

Natural=自然なので自然免疫

 

115F35

43歳の男性。腰背部、両肘および両膝の皮疹を主訴に来院した。5年前に発症し、次第に範囲が拡大するため受診した。同部位に鱗屑を伴う境界明瞭な地図状紅斑を認める。両手示指、中指および環指の遠位指節間関節の腫脹を認める。真菌直接鏡検は陰性であった。腰背部の写真(別冊No.4)を別に示す。
この患者でみられるのはどれか。(尋常性乾癬)

a Darier徴候
b Gottron徴候
c Köbner現象
d Leser-Trélat徴候
e Nikolsky現象

答えはc

Köbner(ケブネル)現象を起こすのは

  • 尋常性
  • 苔癬
毛深寛平

 

 

115F36

78歳の男性。頭部の皮疹を主訴に来院した。7か月前に頭部に紫紅色斑が出現し、次第に拡大、隆起し、出血するようになった。頭部の写真(別冊No.5A)及び同部の病理組織H-E染色標本(別冊No.5B)を別に示す。
診断はどれか。

a 血管肉腫
b 基底細胞癌
c 海綿状血管腫
d グロムス腫瘍
e 巨細胞性動脈炎〈側頭動脈炎〉

答えはa

誤答選択肢dのグロムス腫瘍(glomus腫瘍)について

  • g:good(良性腫瘍
  • l:lady(成人女性に多い)
  • o:ouch!(痛い!特に夜間・寒冷刺激で)
  • m:
  • u:爪の下(って爪の形に見えません?)
  • s:好性の細胞質(病理)

 

 

115F56

78歳の男性。2年前に脳梗塞を発症し右半身不全麻痺を認める。週1回ヘルパーに①(掃除)と②(洗濯)および③(買い物)をしてもらっている。④(食事摂取)は左手で可能で屋内では杖を使って歩行し⑤(トイレ動作)は自立している。
下線部のうちADLの評価項目に含まれるのはどれか。2つ選べ。
a ①
b ②
c ③
d ④
e ⑤

答えはd,e

ADLはDEATH

  • D:dress(着替え)
  • E:eat(食事の摂取)
  • A:ambulate(屋内歩行)
  • T:toilet(トイレ)
  • H:hygiene(入浴など整容)

 

IADLはSHAFT

  • S:shop(買い物)
  • H:housekeeping(家事)
  • A:accout(買い物)
  • F:food preparation(食事の準備)
  • T:transport(移動)

 

 

終わりに

 

以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました!

よかったらコメントや拡散などしてくださると大変うれしいです。

 

大変恐縮ではございますが、もし役に立ったら以下のnoteから投げ銭を頂けると喜びます。もちろん無料で応援してくださるだけでも大変ありがたいです!

 

伝説の115回医師国家試験で使えた有能な語呂たち|ゴロリン|note

 

今後とも少しでも皆様のお役に立てるような記事を書くことができれば幸いです。

またお会いしましょう!